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足と靴の医学 / 整形外科医師 : 町田英一

タコ・ウオノメ・イボに関する質問集

 足の裏の矢印のところがタコです。足の幅が広くなる開張足のためにタコが多数できています。白いのはサリチル酸で皮膚を軟らかくしているからです。
タコ・ウオノメの原因はなんですか?
 タコ・ウオノメの原因は皮膚に繰り返し機械的な刺激が加わるからです。つまり、もともと皮膚の防御反応なのです。外反母趾では開張足があるため足底の軟部組織(皮膚、脂肪など)のパッドが薄く、骨に皮膚が刺激されて タコ・ウオノメができます。治療はこの機械的な原因を取り除くことです。

タコとウオノメはどう違いますか?
 タコは皮膚の表面が機械的な刺激により硬くなった状態ですから、サリチル酸絆創膏(スピール膏)やサリチル酸液(イボコロリなど)で軟らかくしてから削ればなくなります。

一方、ウオノメはその下に核があり、さらに深部に刺さります。そこでタコは押しても軽い痛みですがウオノメは強い痛みがあります。そこで、ウオノメは手術で取らなければならないことが多くあります。自分でサリチル酸などの薬を使って取ろうとすると、細菌が入る危険があります。

 この写真はウオノメで、中央に硬い核があり押すと強い痛みがあります。局所麻酔をして切除しました。

 直径5mmの小石のような「核」が出てきました。靴の中に小石が入っていたような痛みがあったのが理解できます。魚の目、鶏眼、corn(トウモロコシ)などと言われています。手術した後も再発しないように、厚い中敷きを使っています。


タコができて皮膚科で削ってもらうのですが、ひと月くらいでまた出来てしまいます。どうやったら治るのですか?
厚い中敷き  この様な厚さ2cm程度の中敷きを作ります。タコの場所を低くします。しかし、通常の市販靴では中敷きを入れる深さがありません。大きめの靴では長さが長くなり良くありません。厚い中敷きを取り外すことができる整形靴をおすすめします。
 タコは皮膚に対する物理的刺激で出来ます。ですから削っても同じ靴を履けばまたタコができてしまいます。まず、靴の中敷きを調整して足の裏にかかる重さの分布を変えます。ハイヒールなどは足の前の方に重さが片寄るのでタコができやすくなります。一番良いのは整形靴つまり、厚い中敷きの外せるドイツの靴で中敷きを調整することです。注意するのは薄い中敷きでは、効果も薄い事です。ドイツの整形靴に関してはシュリット社のホームページ を御覧ください。

外反母趾ですが、足の裏にひどいタコができています。どうやったら治るのですか?
 外反母趾ですが、幅広の靴を履けば母趾の付け根の痛みはありません。足の裏が問題です。

 同じ人の足の裏です。ひどいタコが出来ていますが、これは開張足のために足の裏のパッドが薄くなり、足の裏への刺激が原因です。外反母趾があって足の裏が痛むのですが、トウ・セパレーターなどで親指を真っ直ぐしても、当然効果は有りません。

フット・プリントを採り、圧力の掛かり方を調べ、厚い中敷きを作ります。こうした靴を履けばタコは減ります。さらに家の中でも厚い中敷きを調整して作ったサンダルを用いればタコは出来なくなります。裸足は出来るだけ避けます。
町田が外来診療している病院ではこうした厚い中敷きを作ります。

靴が当たっていないのにタコができてしまいます。どうしたら治るのですか?
 稀ですが、タコの下の骨が出っ張っている可能性があります。レントゲン写真が必要です。皮膚科ではレントゲンの無い場合もありますから、整形外科、形成外科で扱います。



 上の例のX線写真です。左の小趾は正常ですが、右の小趾の末節骨に骨が出ています。(矢印の部分) つまり、治り難いタコでは骨のX線写真が必要な場合があります。これは骨を削らないと治りません。手術の後には先の丸い紐靴をお奨めします。


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