グレード | 関節可動域 | X線写真 | 臨床所見 |
0 | 背屈 40-60度 and/or 正常側と比べて10-20%減少 | 正常 or わずかの所見 | 自覚症状無し、硬いのみで、他動運動が制限されている。 |
1 | 背屈 30-40度 and/or 正常側と比べて20-50%減少 | 背側のスパー(骨棘)が主な所見。中足骨骨頭はわずかな関節裂隙の狭小化、わずかな関節周囲の硬化像、わずかな扁平化がある。 | 軽い痛み、または時々硬さを自覚する。 強く背屈したり底屈すると硬さと痛みがある。 |
2 | 背屈 10-30度 and/or 正常側と比べて50-70%減少 | 背側、外側、時に内側にオステオファイトがあり中足骨骨頭が平坦に見えるが、側面X線で関節裂隙は25%以下にの狭小化は見られない。 軽度から中等度の関節裂隙の狭小化、硬化像。種子骨は通常変化しないが、時に異常も見られる。 | 中等度の痛み、または硬さを常に自覚する。 完全に強背屈したり底屈する少し前に痛みがある。 |
3 | 背屈 10度以下 and/or 正常側と比べて75-100%減少し、底屈でも減少している。(多くは底屈10度以下) | グレード2に加えて、重度の関節裂隙の狭小化があり、関節周囲の骨嚢腫様変化や側面X線写真で関節背側25%以上が変化し、種子骨は拡大 and / or 嚢腫 and / or 不正像が見られる事がある。 | ほとんど、常に痛みと強い硬さを自覚し、他動すると可動域全般 (中点は除く) で痛みがある。 |
4 | 同上 | 同上 | ほとんど、常に痛みと強い硬さを自覚し、他動すると可動域中点でも激しい痛みがある。 |